Vol.3 お父様と賛成のお母様が待合室でお嬢さんを挟んで大喧嘩(その1)
私はもう20年近く美容医療に携わっています。クリニックには毎日多くの患者様が来院されますが、日々の診療を通じて色々な方々との出会いの中で、数多くの思い出や素晴らしい感動がいつまでも私の中に残っています。このコーナーでは、そんな思い出の中から少しずつお話して行きたいと思います。
今回は24歳の女性のお話です。第一印象は暗〜い感じのする方でした。お話を聞いてみると、小学生の時から顔のことでいじめられたこともあったとのことで、楽しい思い出は殆どなかったと言われました。歳のせいか小さい頃は楽しい思い出ばかり(?)の私と比べて思わず同情してしまいました。
診察の結果、先ず暗い印象は目にありました。昔から「目は口ほどにものを言う」といいますが、確かに目の印象がその方の他人から感じる性格、活力、若さなど全てを決めてしまいます。逆に言えば、優しそうな目、元気そうな目、若々しい目になれば実際はどうであれ、そのように見えるということです。まさに「目力(メヂカラ)」の効果は偉大です。
その女性は上瞼の皮膚と目窩脂肪が多くて被っているだけでなく、目瞼下垂といって上瞼を持ち上げる挙筋の力が著しく低下していました。そのために重い瞼を持ち上げようと自然に眉毛を吊り上げるため額には年齢に似合わないシワが沢山出来ていました。またその方の目頭には、日本人の6割ほどに見られると言われているモウコヒダがあって、目の横幅を狭くしているため、目の大きさを更に小さくしかもキツイ印象の目つきになっていました。ご本人には、診察結果と手術としては眼瞼下垂手術と目頭切開術が適応であることを詳しく説明して、手術を受けられることになりました。ところがこの方は、その後手術までに色々な波乱があった為、大変印象に残っています。


