下顎前突症・上顎前突症

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診療内容

下顎前突症・上顎前突症

下顎歯槽骨Set back法

下顎前突症(受け口)は顎顔面変形症の一つで、先天性または成長過程で下顎骨が上顎骨よりも前方へ出ている状態です。横顔ではアゴが異様に長く見え下唇が突出して顎顔面の美的バランスが失われるだけなく、上の門歯列を下の門歯列が覆う反対咬合の状態で醜態を呈します。

手術では下顎第4歯(第1小臼歯)または第5歯(第2小臼歯)を抜歯して、その歯槽骨部を切除してスペースを作成し、左右第1歯から第3歯または第4歯までの歯槽骨部を水平骨切りして分節し、後方へ移動(Set back)します。約5mmから8mmの後方移動が可能です。

歯科口腔外科などで一般的に行われている下顎枝矢状分割法(SSRO)下顎枝垂直骨切り法(IVRO)では、術後2週間から1か月間の入院による顎間固定と鼻腔チューブ栄養が必要な上、術前には2年間に及ぶ歯列矯正を要することもあります。当手術ではたった2時間で翌日からの食事摂取も可能で、非常に短期間で通常生活が出来ることが大きな特徴です。

術前検査

歯列モデル作成、頭部3D-CT検査、頭部X線検査、パノラマ撮影、胸部X線検査、心電図、各種血液検査

麻酔

全身麻酔

手術法

  1. 先ず3D-CT検査および歯列モデルにてシミュレーションを行い手術プランを立てます。手術によって門歯部が後方へ移動するとオトガイ部の突出が却って目立つ場合には、オトガイ骨形成術が追加で必要になることがあります。
  2. 下顎口腔粘膜を切開し、骨膜下を剥離して下顎歯槽骨部を広範囲に露出します。
  3. 手術プランに従って骨上に下顎第4歯(第1小臼歯)または第5歯(第2小臼歯)を挟んでその前後に垂直に骨切りラインを描き、歯根部より下方に左右第1歯から第4歯または第5歯まで水平骨切りラインを描きます。
  4. 骨切りラインに沿って先ず第4歯または第5歯を挟んで垂直に骨切りした後、抜歯を行い同部の歯槽骨を切除。
  5. 次いで水平骨切りを行い、左右第1歯から第3歯または第4歯までを分節部として後方へ移動します。
  6. 上顎の歯列との咬合状態を調節した後、チタンプレートで左右2か所ずつ固定します。
  7. 再度上下の噛み合わせを確認して、口腔内の切開創を吸収糸で縫合して終了です。
手術時間

約2時間

手術後の経過
圧迫固定 術後3日間はフェースバンデージにて強く圧迫して腫れを予防します。
痛み 骨には知覚神経がないため術後の痛みは軽度な鈍痛程度です。ピークは2~3日でその後は徐々に軽減して行きます。
腫れ 1週間をピークに2週間くらいで退いて来ます。
うがい消毒 術後は2週間、毎食後イソジンでうがいを励行して頂きます。
抜糸 吸収糸のため抜糸は不要です。
検診 翌日、2週間後、3か月後、6か月後
シャワー・入浴 シャワーは翌日から、入浴は3日後から。
痺れ 術後しばらくの間口の周りの感覚が鈍くなることがありますが、通常は術後2週間くらいから1カ月程で徐々に回復して来ます。
術後検査

術後6カ月検診時に頭部3D-CT検査を行います。

手術の限界
合併症
症例

下顎歯槽骨Set back法+オトガイ骨広範囲骨切り術 42歳女性

下顎歯槽骨Set back法 29歳男性

上顎歯槽骨Set back法

上顎前突症は顎顔面変形症の一つで、上顎骨が前方へ突出している状態です。門歯の前方傾斜や歯列不整など歯性の場合を除き、上顎門歯が下顎門歯よりも5mm以上突出している場合と、上顎下顎ともに突出している場合とがあります。いずれも顎顔面の美的バランスが損なわれるだけでなく、前者は下顎が異様に後退して見え、後者は口ばしの様に飛び出て見えます。また唇がいつも開いたような状態になります。

前者の場合は、上顎第4歯(第1小臼歯)を抜歯して歯槽骨部を切除してスペースを作成し、左右第1歯から第3歯までの上顎骨を水平骨切りします。その後硬口蓋をV字型に骨切りして分節して後方へ移動(Set back)します。約5mmから8mmの後方移動が可能です。

後者の場合は、上顎歯槽骨Setback法に加えて前述の下顎歯槽骨Setback法が同時に必要です。

一方歯科口腔外科などで一般的に行われている方法は、上顎骨水平骨切り術(Le Fort I)という方法ですが、ほとんどの場合は下顎枝矢状分割法(SSRO)や下顎枝垂直骨切り法(IVRO)などを同時に行うため、 術後2週間から1か月間の入院と顎間固定と鼻腔チューブ栄養が必要な上、術前には2年間に及ぶ歯列矯正が必要です。 当院の手術はたった3~4時間で終了し翌日からの食事摂取も可能なため、非常に短期間で通常生活が出来ることが大きな特徴です。

当院の手術はたった3~4時間で終了し翌日からの食事摂取も可能なため、非常に短期間で通常生活が出来ることが大きな特徴です。

術前検査

歯列モデル作成、頭部3D-CT検査、頭部X線検査、パノラマ撮影、胸部X線検査、心電図、各種血液検査

麻酔

全身麻酔

手術法

 

  1. 先ず術前の3D-CT検査および歯列モデルにてシミュレーションを行い手術プランを立てます。
  2. 上顎口腔粘膜を切開し、骨膜下を剥離して上顎歯槽骨部を広範囲に露出します。
  3. 手術プランに従って骨上に上顎第4歯(第1小臼歯)を挟んでその前後に垂直に骨切りラインを描き、歯根部より上方で第4歯から李状孔にいたる骨切りラインを描きます。
  4. 骨切りラインに沿って先ず第4歯を挟んで垂直に骨切りした後、抜歯を行い同部の歯槽骨を切除。
  5. 次いで李状孔へ向かって水平骨切りを行い、左右第1歯から第3歯までを分節します。
  6. 硬口蓋のV字型の骨切りラインに沿って粘膜下剥離して骨のみにて骨切りします
  7. 左右第1歯から第3歯の分節部を後方へ移動し下顎の歯列との咬合状態を調節した後、チタンプレートで左右2か所ずつ固定します。
  8. 再度上下の噛み合わせを確認して、口腔内の切開創を吸収糸で縫合して終了です。
手術時間

約3~4時間

手術後の経過
圧迫固定 術後3日間はフェースバンデージにて強く圧迫して腫れを予防します。
痛み 骨には知覚神経がないため術後の痛みは軽度な鈍痛程度です。ピークは2~3日でその後は徐々に軽減して行きます。
腫れ 1週間をピークに2週間くらいで退いて来ます。
うがい消毒 術後は2週間、毎食後イソジンでうがいを励行して頂きます。
抜糸 吸収糸のため抜糸は不要です。
検診 翌日、1週間後、2週間後、3か月後、6か月後
シャワー・入浴 シャワーは翌日から、入浴は3日後から。
痺れ 術後しばらくの間口の周りの感覚が鈍くなることがありますが、通常は術後2週間くらいから1カ月程で徐々に回復して来ます。
術後検査

術後6カ月検診時に頭部3D-CT検査を行います。

手術の限界
合併症
症例

上顎下顎歯槽骨Set back法 29歳女性

顔面輪郭形成の診療内容
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