口唇縮小術

分厚い唇を薄くする手術です。口腔内の口唇粘膜部を紡錘形に切除し縫縮することで、口唇を内側に引き込んで薄くする手術です。
薄くするだけでなく術前のデザインによって、口唇の形をより女性らしい魅力的な形に変えることも出来ます。

手術法

• 口唇の口腔内粘膜部を紡錘形に切開して、粘膜層及び粘膜下軟部組織までを切除します。
• 口唇は血管に富んだ組織のため、十分な止血をした後、縫合して閉創します。
• 粘膜表面は、2～4週間で自然に溶ける吸収糸で縫合するため抜糸の必要はありません。

麻酔法

ジェル麻酔および局所麻酔

手術時間

上口唇、下口唇ともに1時間位です。

手術後の経過

腫れ	1～2週間ほど腫れますが、徐々に退いて行きます。
内出血	稀に出現する場合がありますが、１週間程度で消失します。
抜糸	吸収糸を使用するため抜糸は必要ありませんが、希望があれば2週間位で抜糸できます。
傷痕	傷痕は口腔粘膜のため外からは見えません。

手術の限界

• 術前からの左右差も影響するため、術後の完全な左右対称な形を保証することは不可能です。
• 術後の瘢痕形成のため、1～3カ月は唇が膨らんで見えることがありますが、徐々に軽快して行きます。

合併症

術後1カ月間くらいは、唇の感覚が鈍くなることがありますが、3～6カ月で殆ど回復します。
非常にまれに、感覚障害が長期に渡って残ることがあります。