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Vol.21 往診はお年寄りとの心温まる時間でした。

(前の記事の続き)奥三河の病院の往診は、山間や畑の中に点在する家を訪ねて寝たきりのお年寄りを診察するのですが、殆どの患者さんは「no change(変化なし)」の所見です。看護師さん(当時は看護婦さんと呼んでいました)が注射や点滴をした後で、お茶やお菓子を頂きながら家族と一緒に病気の話や世間話などして、いつも忙しい診療に追われる大学病院や都会の大病院の勤務からは想像もつかないくらいにのどかなものでした。

雑談の時間の方が診察時間よりも長いくらいでしたが、実は患者さんも家族も雑談の方を楽しみにしていたのかも知れません。私自身は実家や親戚が旧い家で、幼少時からお年寄りに囲まれて育ったせいか、お年寄りにはいつも自分の祖父母のような親近感を感じていました。

そんな私の気持ちが伝わるのか、赴任先やアルバイトで勤めた色々な病院で、当時若くて孫のような私を大変に気に入って可愛がって(?)くれて、私の外来は沢山のお年寄りでいつも込み合っていたものです。何故かお爺さんよりもお婆さんの方が多かったのは、私が母方の実家のお婆ちゃん子だったせいか、、それとも女性の方が男性よりも平均寿命が長かったためか、、、

当時の往診患者さんの中でよく憶えているのは僧帽弁狭窄症という病気のお婆さんでした。心臓弁膜症で根本的には手術が必要ですが、お歳もあり当時は内科的な治療が一般的で寝たり起きたりの生活を送ってみえました。お爺さんが献身的に世話をしていてとても仲のよい微笑ましいご夫婦で、私も往診が楽しみでしたが、「この間は野猿の群れ(やっぱり!)が畑を荒らしに来て怖かった」とか離れて暮らしているお子さん達のお話などをよく聞きました。

私の大学病院の勤務変更で、最後の日となった往診に行くと、お二人が目を真っ赤にして別れを惜しんでくれました。私も思わずもらい泣きしそうになりましたが、「またいつの日にかこちらへ来る機会には必ず特別に往診しますからね。」と言ってお別れしました。その後何年か経って奥三河へ行く機会があったのですが、残念ながらすでに約束を果たすことは出来ませんでした。

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Vol.20 奥三河の病院で往診途中にサルの親子に遭遇!

(前の記事の続き)三河の山間にあるその病院はベッド数60床ほどの私立病院でしたが、入院患者さんは寝たきりや慢性疾患の落ち着いた状態で、ご家族の都合などで病院に長期間あずけられた私よりも元気(?)なお年寄りの患者さんばかりでした。

当時は厚生省の医療行政も現在とは比較にならないほど緩やかだったため他の一般病院も状況は同じで、患者さんの中には5年以上も入院したまま病院に住み着いてしまって盆暮れ正月だけ家庭へ里帰り(?)している方などもいて、病院のことは職員やナースよりもその患者さんに聞いたほうが詳しく分かったものです。

前述の通りこの病院では、外来患者・入院患者・職員などが皆知り合いで、家庭的な雰囲気の中とても温かくのんびりとしたものでした。当直中には救急患者もなく、翌朝医師当直室で朝食を食べて、9時からはそれ程多くない外来患者さんを診察して、合間に心エコー、腹部エコー検査や胃カメラ検査など、当時は私は循環器呼吸器専門でしたが色々な病院へ勤務するうちに一般内科ばかりでなく整形外科、耳鼻科、皮膚科、眼科なども必要に応じて何でも診られるようになってしまいました。

そして午後からの往診は病院の車でナースと一緒に出かけるのですが、患者さんの家は山間や畑の中に点在していて実にのどかな風景です。しかし私はそこで思いもよらない光景に遭遇しました。「道路の端に何かがうずくまっている!」 何とそれは子供を抱いた野生のサルだったのです。往診車の中からよく見ると母ザルの腕に抱かれた子ザルは何となくぐったりとしていて眠っているのではなく車に引かれたか木から落ちたのでしょうか?

これがおとぎ話なら、私が近寄ってその子ザルの手当てしてやって元気になり、後で恩返しに病院の前に山ほどの柿を持って来てくれたとか、もっと現実的に数匹のサルが岐阜大学の実験動物として自ら協力を申し出たとか、、、実際は地元のナースの「子ザルを連れた母ザルは特に危険です」という忠告に即従って、子ザルの無事を祈りながらその場を後にしましたが、私の人生で野生のサルをこんなに近くで見たのは最初で最後です。(次の記事に続く)

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Vol.19 研修医は実力と経験不足を体力と情熱でカバーせよ!

私の研修医時代は今から25年も昔のことですが、振り返ってみると、忙しいながらも毎日が新鮮でとても充実した日々でした。私が所属していた岐阜大学附属病院第2内科(循環器・呼吸器科)は、病院では最大の科でしたが、自由で個性と人間味豊かな雰囲気に溢れていました。

研修医は、重症疾患をはじめ大学病院ならではの様々な難しい疾患の患者さんの主治医を勤めながら、毎日の外来問診や尿検査などのノルマをこなし、時には関連病院へ外勤や夜間の当直勤務、会社・銀行などの事業所検診など、非常に忙しい中で色々な臨床の機会を経験しました。無論、若い新米医師の実力不足と経験不足をカバー出来るのは体力と情熱くらいしかありません。

この時期に自分のその後の人生を決定することになった多くの経験や色々な人々との出会い、思い出深い沢山の患者さんなど、今も私の心の中で消えることなく鮮明に残っています。数え切れないほど多くの患者さんの生死の場面に立ち会い、ドラマ以上にドラマチックなシーンにも数多く遭遇しました。

また大学病院から派遣されて色々な病院へも勤務しました。最新鋭の高度医療機器の揃った大きな病院では外来患者も多く、当直中は夜中でも救急車が何度も入って殆ど休む暇もありません。TVドラマのERはadrenergicに少々やり過ぎの感じですが、それに近いことは時々あります。ようやく救急外来から解放されて当直室へ戻ると、今度は入院患者さんの状態が急変して病棟へ駆けつけたりで、当直医師用の夕食を3回目のレンジにかけて食べる頃にはさすがに味もなくなっていましたが、空腹の胃には結構なご馳走に思えたものです。

週に1回、愛知県三河大野にある病院へ当直と翌日の診療にも行きました。ブッポウソウで有名な鳳来寺山や湯谷温泉が近くにある山間の病院ですが、スタッフばかりか患者さんも地元の顔見知りで、その家族的な雰囲気が私はとても気に入りました。私の地元も岐阜県瑞浪市の田舎だったせいかも知れませんが、、、、最近の都会の病院にはない何かしら懐かしさや温かさがありました。しかし、驚いたのは往診の時でした。(次の記事に続く)

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Vol.18 タバコを吸って心筋梗塞で死ねば本望!(その2)

(前の記事の続き)私の再三の注意にも拘らず、「タバコを吸って死ねば本望」と言って禁煙されなかった狭心症の患者さんは、心臓カテーテル検査とPTCA(経皮的冠動脈形成術)を受けて無事に退院されました。

その後は胸痛も消えて外来へ通院されていましたが、その年の11月に突然救急車で運ばれて来られました。当時は携帯もなく医師は大抵黒い大きなポケベルを持っていましたが、アルバイト先の病院で当直していると早朝にポケベルが鳴って来ました。第2内科(循環器内科)ナースステーションへ電話をするとあの患者さんが救急搬送されるとのこと。狭心症や心筋梗塞が晩秋や初冬の早朝に多いのは、この時期体が寒さに慣れておらず、早朝には血管が敏感で攣縮を起こしやすいのが原因と言われています。

着いてみると患者さんは、殆ど意識がなく呼吸も微弱で非常に危険な状態でした。直ぐに救急蘇生をしながら心カテ室へ直行し、私がAMBU(人工呼吸バッグ)を押しながら心カテ検査が始まりました。結果は前回と別の部位の完全閉塞による心筋梗塞でした。冠動脈に何度も血栓溶解剤を流すと僅かの再開通が見られ、PTCAによってある程度の血流が流れるようになりました。その後昇圧剤で血圧も上がり呼吸も安定し意識も回復して来ました。

こうしてまさに九死に一生を得た患者さんが、最初に言われた言葉は「先生、そろそろタバコを止めんといかんな」でした。私は耳を疑いましたが、今回の発作が余程苦しかったのはナースカルテの「口から心臓が飛び出るくらいに苦しかった」という言葉で分かりました。結局ある程度の後遺症が残りましたが、患者さんは以後きっぱりと禁煙をされ健康にも大変気を遣われて87歳まで元気に生きられました。

亡くなられた後で奥様から私宛にお礼の手紙と立派なライターが送られて来ました。文面には「主人が、ここまで長生き出来たのはあの若い(?)先生のおかげだと口癖のように言っておりました。このライターは20年前に心筋梗塞を起こす直前主人が買ったまま使わずに記念に大切にしていた物で、自分が死んだら是非小木曽先生に渡してくれと申しておりました。」 私はタバコを吸いませんが、ライターは今も大切にしまってあります。

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