下顎歯槽骨Setback法(受け口)

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院長コラム

下顎歯槽骨Setback法(受け口)

 当クリニックのゴールデンウィークは、「連休」ではなく「連勤」です。
先日は沖縄から来られた男性の下顎前突症(受け口)のオペでしたが、この方は通常よりもかなりの重症。
口腔外科ならばSSROやIVRO術式で下顎全体を後退させる方法を行いますが、術前に2年間に及ぶ歯列矯正と2週間の入院および鼻腔チューブでの食事などの不便を余儀なくされます。
当院で行ったのは、歯槽骨骨切りSet back法(Kole法)という方法ですが、この方は通常よりも移動量を大きくするために下顎第5歯(第2小臼歯)歯槽骨を切除して分節骨切りして後退させました。たった2時間ほどのオペで腫れも非常に少なく翌日から食事もOKです。
いつものことながら、麻酔から覚めた患者さんに鏡を見せて最初の反応を見るのが美容外科医としての最大の楽しみ!?


通常は図のように下顎の左右第4歯(第一小臼歯)を抜歯して同部の歯槽骨を切除、水平骨切りして門歯部を分節してset back します。この方は重症だったため第5歯を抜歯して8mm~10mm近くset back。 

 
手術当日の術前術後。腫れが殆どないことが分かりますか?

 

 

 

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