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院長コラム

オトガイ骨広範囲骨切り術

昨日はオトガイ骨広範囲骨切り術。
以前に他院でIVRO(下顎枝垂直骨切り法)とオトガイ先端形成術を受けていて、今回はその修正術。
一般に修正術は難しい。この方の場合もオトガイ部を露出してみたら術前X線検査では映らなかったPLLA製の吸収性プレートとスクリューが入っていたため苦労して除去。加えてオトガイ神経管がかなり細く、口も小さく開口が狭く全くトリプルパンチ。それでも切除骨幅8㎝、全長12㎝と結果だけはどうにか通常通りに出して終了。
アシストの遠藤先生お疲れ様でした。

 
 

 翌日検診。少々腫れていますが、オトガイ骨広範囲骨切り術の結果はご覧の通り。

 
切除骨 幅8㎝全長12㎝と通常通り。
オキシドール洗浄でホワイトニング完了?
 
 

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下顎歯槽骨Setback法(受け口)

 当クリニックのゴールデンウィークは、「連休」ではなく「連勤」です。
先日は沖縄から来られた男性の下顎前突症(受け口)のオペでしたが、この方は通常よりもかなりの重症。
口腔外科ならばSSROやIVRO術式で下顎全体を後退させる方法を行いますが、術前に2年間に及ぶ歯列矯正と2週間の入院および鼻腔チューブでの食事などの不便を余儀なくされます。
当院で行ったのは、歯槽骨骨切りSet back法(Kole法)という方法ですが、この方は通常よりも移動量を大きくするために下顎第5歯(第2小臼歯)歯槽骨を切除して分節骨切りして後退させました。たった2時間ほどのオペで腫れも非常に少なく翌日から食事もOKです。
いつものことながら、麻酔から覚めた患者さんに鏡を見せて最初の反応を見るのが美容外科医としての最大の楽しみ!?


通常は図のように下顎の左右第4歯(第一小臼歯)を抜歯して同部の歯槽骨を切除、水平骨切りして門歯部を分節してset back します。この方は重症だったため第5歯を抜歯して8mm~10mm近くset back。 

 
手術当日の術前術後。腫れが殆どないことが分かりますか?

 

 

 

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Takeda Blood Pressure Conference 2015

週末は時間を作って久し振りに循環器学術講演会でbrain refresh
この日は同時間で名大の室原教授と古森教授が代表世話人の研究会が重なってしまい、今回は岐大循環器の湊口教授が座長の高血圧の講演会へ出席。
木村玄次郎元名市大教授の「新しい降圧療法は夜間血圧のコントロールが重要」という講演は分かりやすく印象に残りました。


向かって左から二人目が木村玄次郎元名市大教授、現名市大大手教授、岐大湊口教授、右端が愛知学院大学内科の松原教授。

 

 
 
  

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顔面輪郭形成:頬骨縮小術

毎年クリニックのゴールデンウィークは連休ではなく連勤?です。
今年も沢山の方がこの連休期間中に色々なオペを受けられました。
当院は顔面骨形成術の患者さんも多く、北は北海道から南は沖縄、時には海外からも来られます。二重の手術のために北海道から来られることは殆どありませんが、顔面輪郭形成はインターネットを見て来られるため距離感がなくなって来ているようです。

最もポピュラーなのはエラ(下顎角広範囲骨切り術)、アゴ(オトガイ骨広範囲骨切り術)、頬(頬骨骨切り術)で、その他下顎前突症(歯槽骨セットバック法)、上顎前突症、中顔面短縮(Le Fort II)、前額形成などです。
今回は頬骨縮小術で、元々キレイな女性ですが頬骨の出っ張りだけが少々目立つ方です。術後当日に患者さんと術者が満足感をshare出来るのが顔面輪郭形成の醍醐味です(少々頬と唇の腫れがあるものの、、、)


頬骨体と頬骨弓起始部で骨切りし、7~8mm骨を切除し内前方へ移動固定します。 

 
今日のアシストは、クリスタル歯科センターの三輪先生。
全麻は橋口先生です。
 
 
術前:頬骨の外側への出っ張りが目立ちます。

 
術直後:少々の腫れはあるものの頬骨の突出は明らかに改善しています。
 
  
手術1週間後:少々の腫れと頬骨がなくなった分の頬の下がりがありますが、1カ月から3か月で殆ど気にならなくなります。 

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