毎週土日祝日は遠方からの顔面輪郭形成の患者さんの予約が多く、今日も父の日の日曜日にもかかわらず、オトガイ骨(アゴ)広範囲骨切り術で2時間のいい汗(?)をかきました。
・この手術の最大の難点は、下顎第4~5歯下方の左右オトガイ孔から出ている神経の存在です。通常の方法ではこの部分の骨を完全露出することが出来ないため、先端の狭い範囲の骨切りだけとなります。短くすればするほど外側で膨らんだ丸い鈍な感じのオトガイになって、患者さんが求める細くて小さなアゴのイメージからはかけ離れた結果になってしまいます。
・中抜き法と称する術式の欠点も全く同様で、左右のオトガイ神経の間の狭い範囲の手術になるため、変化が少ないばかりか中抜きした後、先端部をチタンプレートで固定すると外側に必ず段差が残りますが、オトガイ神経が邪魔になってこの段差の完璧なスムージングが不可能です。
・当院のオトガイ骨広範囲骨切り術は、この欠点をほぼ完全に解消して、下顎角(エラ)直前までの広範囲を緩いカーブを描いて左右対称に骨切りを行うことで、全く異次元の結果が得られます。切除骨の大きさは幅で8cm~9cm、全長では12㎝~15cmに及びます。
・最近当院で導入したファイバースコープと、当院の隣に3月にオープンした大名古屋ビルヂング内の提携クリニックでの最新の 80 slice 3-D CTでは非常に鮮明な画像が得られるため、オペの精度が更に向上しました。
4年間ハードに酷使して来たノートパソコンを買い替えることになり、25年振りにMacBookに変更!!
25年前大学で研究生活を送っていた頃は、Mac(Macintosh)の全盛時代で、Mac初のノートパソコンの最上級モデルPowerBook170を必死でバイトして65万円!(定価75万円)で購入したものです。ノートといっても厚さ3㎝重量3㎏もあり、CPU 25MHZ、HDはたったの 120MB でしたが、当時はこれで色々な論文を書き上げました。
その後は長い間Windowsのノートパソコンを数多く使って来ましたが、今回久し振りに最新のMacBook12を購入することに。。理由は何といっても群を抜く薄さと軽さとsleekで斬新なデザイン!そしてBoot Camp(例のBillyではなく)という付属ソフトでWindows 10で使おうという訳です。これからその作業ですが、事務の廣瀬君も中々苦戦していて、しばらくかかりそう。。…
やっと設定完了、これからBoot Campを使ってWindows 10 proをインストールするのが中々大変そう。
事務の廣瀬君が今四苦八苦しています。
4年間使って来たAsusと比べても、薄さの違いが一目
因みにこれが、25年前の1991年にMacから発売さ
毎年この時期に開かれる学会に今年も参加。日本循環器学会のようなマンモス学会と比べると小さくてアットホームな学会ですが、沢山の親しい旧知の先生達と久し振りに会って、有意義で楽しい一時を過ごして来ました。
最近は日本でもお馴染みのDr.Steven Cohenの講演(コーエン)(ご自身でダジャレしていました)「アメリカの美容医療の最新トレンド」では包括的内容に加えて、最新の脂肪移植structual fat graftingがアメリカの再生医療を変革しつつあるというのが印象的。
Dr. Cohenは、元々アメリカでバスト形成術と顔面骨形成術の分野で非常に有名で、4~5年前にASPSがBreast Cancer Patient Education Actをアメリカ議会に提出した際の主要メンバーの一人。その際に親しい名大循環器内科の室原教授がSan DiegoでDr. Cohenと再生医療の会議で一緒に食事をしたことがきっかけで、僕ともFB friendになったという経緯で世間は狭いもの。