顔面輪郭形成の最近の傾向は、正面顔の縮小など平面的な形成だけでなく、斜めや横
顔などの立体的な形成が増えていることです。
先日の患者さんは口元が出ていて締まりが悪いことを気にされていたので、手術は上
下顎前歯部歯槽骨Set back(後方移動)術を選択しました。
全身麻酔で口腔外科とのコラボで6時間ほどの手術ですが、腫れが少なく翌日からは
飲食可能で、何よりも日常生活の復帰が早いことが最大のメリットです。
麻酔から覚めた患者さんに、すぐに術後の変化を見せて喜んで頂けるオペの一つで、
写真は翌日検診時。
#口元締まり #上下顎歯槽骨Setback術 #歯槽骨手術 #歯槽骨分節骨切り術
先日恒例のクリニック忘年会をスタッフお気に入りの名古屋マリオットホテルで開き
ました。スタッフの皆さんの労いと日頃からお世話になっている色々な関係者の方々
を招いて、和気藹々の雰囲気でした。例年「今年も色々な出来事がありました
が、、」で始まる僕の長いスピーチも、今回は折角のシャンペンが抜けないように半
分の13分に短縮!?して大好評!
院長が一人一人のテーブルを回ってSNS用に記念撮影。大変楽しい一時を過ごしま
した。
これからクリニックの方は最後の忙しいラストスパートです!
皆さん宜しくお願い致します。
先日は日本頭蓋顎顔面外科学会の「顔面輪郭形成の私の流儀」にシンポジストとして
参加。
4月の美容外科学会のシンポジウムと同じようなメンバーだったため和気あいあいの
雰囲気でした。僕のプレゼンは4月の日本美容外科学会の追加バージョンでしたが、
非常に多数の広範囲切除骨のオンパレードに、「そんなに大きく切り取って大丈夫で
すか?」との質問があったが、2次元的なfacial contouring と3次元的なOGSではア
プローチの方法は異なるものの、目指すゴールは患者さんの満足と幸せという点では
一致していると考えます。
学会後の懇親会では、全国の顔面輪郭形成外科医の先生たちととても有意義な一時を
過ごしました。
招待講演のイリノイ大学 Dean M. Toriumi教授
リッツ美容外科広比先生、東京美容外科山本先生、松林景一美容クリニック松林先生
東海大学形成外科教授赤松先生
順天堂大学形成外科教授水野先生、松林景一美容クリニック松林先生
リラクラニオフェイシャルクリニック菅原先生
最近院長室の机で、3D透明立体模型にシュミレーションラインを描くのが日課です。3Dプリンターで作成するのに費用がかかりますが、このクリスタルのようなモデルのおかげで精密性と安全性が担保され、手術時のストレスが殆どなくなりました。
最近の顔面輪郭形成術で増えているのが、下顎骨全体骨切り術。以前はアゴ削りやエラ削りのようにオトガイ部先端や下顎角部のみの狭い範囲の手術が多かったのが、当院が先駆けてオトガイ部広範囲骨切り術や下顎角広範囲骨切り術を積極的に行って来たためか、患者さんの要望と審美眼も年々進化して、最近はオトガイ部から顎関節直下近くに至る下顎骨全体の骨切り術が増えて来ました。ポイントは二つの手術の繋ぎ目を如何にスムーズなラインにできるかですが、変化が非常に大きい割に自然な外観が得られるのが特長です。